濱田青陵耕作

所在地：京都市

　2003年11月、隊長の調査について京都市左京区鹿ケ谷の法然院を訪れる。法然院墓地には京都の文化人のお墓も多いとのことで、お参りする。
　こうした文化人のお墓の中に、六角柱の目立つお墓がある。京都帝國大学総長にして、考古学研究室の創始者濱田耕作先生のお墓だ。
　濱田耕作（青陵は号）は、京大考古学研究室を創始し、初代考古学講座教授となった。モースを近代日本考古学の祖とすれば、濱田は日本考古学の父とも言えるかもしれない。
　その濱田先生は大阪府岸和田生まれ。府立北野中学時代に入学するも侠気（おとこぎ）から、放校処分となり、なんと東京は早稲田中学に転校した。 （のちに早稲田から東京帝國大学に進学し、美術史を専攻する。）生まれは関西だが、なんとも「早稲田」的な人でビックリ。

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