以前から花岡平には一度行ってみたいと思っていた。古墳があるという噂もあり、この目で確かめておきたかったのである。隊長は、あんまり気乗りがしなかったみたいだけど、行ってみると霊山寺や五輪塔、それに裏山には上杉謙信公物見の岩などがあり、歴史好きの探検隊にとっては満足できる場所であった。
一杯清水は、霊山寺の境内にあり、寺の裏山にある岩井堂観音で修行をしていた空海(弘法大師)が地面を杖でついたら湧き出たといわれている。空海は土木技術の知識があったともいわれており、ここで井戸を掘り当てた業績をたたえて一杯清水の伝説が伝わっているのかもしれない。空海はこの水を硯の水に好んで用いたともいう。
また、上杉謙信が大峰山布陣の際に飲み水にしたとも言われ、別名「上杉の御膳水」とも呼ばれている。